前回は、新武器・ドリルアームの脅威度を知るべく、体当たり検証を試みました。
第13回の攻略で使っていた防具を引っ張り出し、条件も十分に整えたつもりでした。
しかし、ドリルアームの攻撃は1ヒットあたり5ダメージ前後と、控え目に言っても論外。
開発する価値ナシと言い切りたいところでしたが、当の自分は惚れた弱みでついドリルアームを作ってしまいました。
もう後には引けませんが、これだけは言わせてください。
たかがロマンを追い求めるために、わざわざ15F:ウソガヤを5往復もすることになるなんて。
「ああ、自分は何をやっているんだろう」と、思わずにはいられなかったというのが正直な気分です。
気を取り直して、ドリルアームの基本スペックを見ていきます。
未強化の攻撃力は260。D.O.Dアームズ系の、れっきとした星3グレード武器です。
L2・R2ボタンの通常攻撃はドリルを突き出し、触れた相手にダメージを与えるというもの。ボタン押しているあいだ攻撃を続け、攻撃中にゆっくり移動することもできます。
射撃武器に対して相性が悪そうに見えますが、マスターレベル6で解禁となる特殊攻撃は出が早い一段技。これを使えば立ち回りに幅が生まれます。
さらに、マスターレベル10では、転倒している敵への追撃技“アルマジロアタック”が解禁。
そして気になるレイジムーブは、ドリルを床に突き刺し、コマのように射出する“ミラクルドリル弾”!
ドリルアーム唯一の遠距離攻撃で、消費ゲージも1と、ガンガン使っていきたい性能です。
しばらくドリルアームを使い続けてみると、L2・R2ボタンを押しっぱなしで攻撃できることから雑魚掃除にはうってつけ。
ただし、約5秒ほど使い続けるとオーバーヒートし、約3秒のあいだ一切攻撃できなくなる点に難アリと感じました。
しかも、なぜか片方がオーバーヒートすると、もう片方のドリルアームも使えなくなります。
両手にドリルアームを装備した際のビジュアルは最高なだけに、ガッカリ……。
知れば知るほどケチが付くドリルアームが、不憫でなりません。
何かひとつくらい、手放しに褒めることができる部分があるはずと諦めず探索を続けたところ、ふいに高レベルヘイターと遭遇。
明らかに逃げるしかない場面ですが、いまや脳内は完全にロボットアニメの主人公。「極限状態でこそ、真価を発揮するはず!」と、無闇に突撃していく自分がそこにはいました。
しかし驚くべきことに、この行動が吉と出ます。ついにドリルアームの使い道を発見したのです!
ドリルアームの通常攻撃は多段ヒット。攻撃がヒットしているあいだ、敵の動きを止めることができます。
多段ヒット攻撃ができる武器の内、評価の高いものとしてはアイロンや雷の杖などがあります。
しかし、敵の動きを封じることができるのは、ドリルアームだけ!
片手に装備したドリルアームで敵防具の耐久を削りきった後、メイン武器でトドメ。……なんて使いかたもできます。
未強化でも、みるみる内に高レベルヘイターの防具を破壊できるドリルアーム。今後、ヘイター狩りによる金策のときなどで役に立ってくれそうです!
手軽に雑魚掃除ができるのみならず、「多少時間がかかってもいいからヘイターを堅実に倒したい」というプレイヤーにもオススメです。
参考までに、第二段階・ドリルアーム改+4までの強化に使う、鉄系素材は以下。
強化を重ねれば、メイン武器に上り詰めるポテンシャルもありそうです。
鬼のような鉄系素材集めに、精神が耐え切れるならば……。